雨垂れ塗装の治具を作ってみました

最近雑誌でもよく見かける、ウエザリング表現の一つの雨垂れ表現。
しかし全くのフリーハンドで垂直に筆を運ぶのは中々難しいと思います。
そこで、なるだけ簡単に出来ないかと考えてみました。


 たまたま捨てずに持っていた
 MRホビーのエアブラシスタンドの
 パッケージ。
 今回はこれを利用しました。

 このようなパッケージは
 お菓子や家庭用品でも使われているかと
 思います。

 わかり辛いですが、このように正面と
 左右の側面を使い、赤いラインのように
 カットします。

 するとこのような形になります。
 
 そしてパッケージ側面部分に車両を乗せます。
 
 筆に塗料を適量取り、垂直部分に当て
 ガイドにしながら下に筆を運びます。

 車両で治具が押さえられているので
 垂直は保たれます。
 左利きの方は、最初のカットを
 左右逆にするとよいでしょう。
 
 今回はヤクトパンサーで試しているので
 少し距離が開きますが、正面も可能でした。
 
 戦闘室後面は、もっと距離が
 開いてしまいますが
 ここは無理をしてこの治具を使わないでも
 いいかもしれません。
 
 雨垂れのセンスはともかく
 ほぼどれも平行に見えるように
 描けました。

 筆運びの感覚を覚えるために
 最初は塗料ではなく水で試してみると
 いいかもしれません。

 この治具を使えば、車両のみではなく
 ジオラマの建物や看板、街灯などで使っても
 いいでしょう。